10月1日、映画「はやぶさ/HAYABUSA」に行って参りました。
↑もちろんこんな娘が活躍するアニメなどではなく、
堤監督による実写映画です。佐野史郎による川口淳一郎プロジェクトマネージャー(劇中では名前が変更)がやたら似てて凄い!
専門用語押しのシーンと、わかり易い解説を交互に繰り返す感じでありながら、
全体のテンポを崩さない流れで、宇宙初心者にもおすすめ。
再現ドラマ然としていて、必要以上に劇的に演技していないというかんじですね。(シーンにもよりますが)
元が劇的なのであまり強い脚色もいらないでしょう。星雲賞を取っただけありますね。
何言ってるか全然わからないけどズバズバはやぶさを運用するスタッフたちが玄人カッコイイ!
それでいて「科学オタク的人間の集まりで人付き合いがみんな不器用な感じ」がにじみ出てるのがまたいいですね。
超人の集団に思えたスタッフたちが、身近な存在に感じられました。
ファンとしては「あのトラブルも入れて欲しい」「あの事件が描かれてなかった」と、贅沢を言ってしまいたくなる部分はありますが・・
ネタが豊富すぎるのも考えものですね。
とはいえ、小惑星タッチダウン時にスタッフの机に列をなすリポDや、
運用中止の危機で人の減った運用室のポットのお湯を代える川口PMなどのツボは抑えてきます。
火星投入失敗に終わった探査機「のぞみ」を乗り越えての挑戦、
という展開で、「のぞみ」の出番が結構あったのが嬉しい!
そう、「のぞみ」あっての「はやぶさ」のドラマです。
涙を飲んだ先輩の雪辱を晴らす。こんどこそ送り届ける。
フィクションのお手本のようなシチュエーションですね。
しかし7年の旅を二時間半に凝縮するため駆け足感は否めない。
はやぶさ映画ラッシュ、様々なアプローチで作られると思いますが、
次のはどんなふうにまとめるんでしょうか?
関係ないけど、久々に街に出たら3DSで初のすれ違い通信を経験しました。
土曜日の京都中心部にいってきて12人。
もうちょっと普及して欲しいなあ。