ハジムの新居への引越しはひと通り完了したものの、
元いた場所は家族の倉庫兼、旧仕事場でもあります。
ここも引き払うためすべて整理しなくてはなりません。
学校の先生だった偉大なる祖父が残した難しそうな本たちは、古書店さん。
女の人二人、親子でやってきました。丁寧に本を見てくださっていました。
しばらくして呼んだ古物商が最悪でした。
前日に親戚のおばさんが来て整理したりゴミを引き受けてくれたりして
古物商の人が見やすいようにしておいたのですが、
もう荒らしまくる。
「この仕事の前は、空き巣でも営まれていたのですか?」
と聞きたくなるような荒しよう。
投げる、壊す、破り捨てる。
たしかに全部 今の家族からすればみなゴミなのですが、
だからといって他人のものをその扱いはないんでないかい?
父が怒りのあまり途中で退席してしまいました・・。
一応物になりそうな掛け軸やら古い絵葉書、人形などを物色したあと、
「なんもあらへんなwwゴミみたいなもんですわww一応これだけ持って行くんで、これだけ置いていきますわ」
とお金を置いていきましたが、
その額も眉唾・・・
丁寧であれば安くても「そんなモノかな」と信じたくなりますが、
あれではねー
そんななか我ら家族の癒しの存在になっているのが廃品回収のおっちゃん。
金属、古紙、家電を無料で一手に引き受けてくれます。
気さくなおっちゃんでしょっちゅう「持って帰れるものはないかい?」と来てくれるので
助かっています。
しかしそれだけのことをしても一向に片付かない。期日があるので、
もう最終手段として業者にきていただくことに
まずは不用品回収もやるというリサイクルショップに電話してみましたが、
一店目、電話の印象が悪くこっちからお断り。おれたちゃ古物商のトラウマを引きずっています。
二店目は「今ちょっと忙しくて・・」あ、そう・・。
リサイクルショップはダメだということで、
不良品回収をメインにしている会社に電話。
電話の印象が良かったので、早速見積に来ていただきました。
そして残ったゴミを全部一日で片付けますよ、という。
結構な額でしたが、それまでの苦労でだいぶ安くなってるはずだよ、
という廃品回収のおっちゃんの言葉を信じて、お願いすることになりました。
ふう、これで一難はさったかな・・。